サガン鳥栖の観戦記。戦術を分析して分かりやすく説明できるように心がけています。

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Posted by さがファンブログ事務局 at

2011年10月25日

サガン鳥栖 VS FC東京

家内から、試合観戦の許可が下りたのが17:04(笑)大急ぎで鳥栖スタジアムに駆けつけました。

まずは、試合の前半ですが、勝ち点0だけは避けたいFC東京と、勝ち点1では物足りないサガン鳥栖の意識の違いが、やや鳥栖が前に出て行く試合展開を生んでいたのでしょう。

FC東京は攻撃に人数をかけてこなかったので、鳥栖はある程度網にかけることができました。岡本、藤田、早坂が作る中盤の底にサイドバックと池田、もしくはキムが作る五角形は非常にバランスのよい守備体型でした。相手のどこにボールが入ろうとも、中盤とサイドバック、そしてワイドに開いているフォワードとの距離感がよくて、ボール保持者に対してつめるポイントが明確でしたね。

FC東京も攻撃に人数をかけていたわけではないので、パスコースは限定されます。その限定されたパスコースだけを意識したらよいので、鳥栖は中盤でカットするのは比較的容易だったかもしれません。

ところが、後半に入ってくると、その様相が一変します。その心は非常に単純で、FC東京が攻撃の枚数を増やしてきたからです。前半の鳥栖の拙攻が見破られて、サイドバックの選手が攻撃に参加してもリスクが少ないと捉えられたのでしょう。ボランチの高橋と、森重、今野の3人で守れるという判断が、FC東京の全体の押し上げを生んでました。

ちょっと言いすぎかもしれませんが、前半のFC東京はイタリア的な戦い、後半のFC東京はオランダ的な戦いであることを感じました。

鳥栖としては、前半以上に相手のパスコースが増えたため、中盤の底とサイドバック、ワイドの選手でつくる五角形では網に捕らえられない選手が増えてきました。そうなると、FC東京がサイドのゴールライン奥深くまでくるために、どうしてもボランチの選手が最終ラインに下がらざるを得ません。

最終ラインに下がる選手がでるということは、中盤に空白ができるわけであり、その中盤の空白を埋めるのはフォワードである池田や豊田の仕事になります。

あとは、リスクをどのようにとるかということだと思いますが、鳥栖は、豊田を下げさせてでも、守備のラインを崩さすにゴールを固める選択肢を取りました。カウンターのスピードがなかったのは少し残念でしたが、岡田を入れてきたあたりはユン監督も考えた采配だと思いました。

しかし、なかなか前線を動かすには勇気がいりますね。豊田か池田をあきらめて新居という選択肢もあったかと思いますが、セットプレイの高さや守備の意識などの問題があったかと思います。試合展開としても、試合時間が少なくなるにつれて、勝ち点1を取りに行かざるを得ない状況になっていきましたしね。

開幕戦で敗れた展開ともまた違う、チームとしてのまとまり、意識を感じました。

今後も厳しい戦いが待っているかと思いますが、今日の前半の守備陣形が取れる限りは、試合毎の好不調の波の少ない戦いができるかと思います。あとは決定力ですね。右サイドから崩して、早坂が前でつぶれて豊田の足元に転がってきた前半のあのシュート。左足であったことが災いしたのか、バーの上を通り越して行ったのですが、あのような決定的なシーンでの決め方が非常に大事になりますね。富山戦の早坂の左足の方がよっぽど難しいシュートなんでしょうけど、サッカーって難しいですね(笑)

水曜の千葉戦もまた大事な試合になります。幸いにも、移動もなくホームで連戦となりましたので、体力的には鳥栖の方が有利に働くかと思います。ぜひとも千葉に引導を渡してほしいですね!
  

Posted by オオタニ at 01:46Match Impression (2011)