サガン鳥栖の観戦記。戦術を分析して分かりやすく説明できるように心がけています。

2015年03月10日

鳥栖 VS 新潟

2015シーズン、始まりました。
今年は、久しぶりに、現地でもTVでも、観戦した試合はエントリー更新していこうかなと思います。あとは、なるべくシンプルに書きたい。なるべく。
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新潟戦を見て、感じたのは以下の点です。

1.全体が連動してラインを高く、コンパクトにすることができ、ボールを奪うポイントが前になった。
  ⇒パスカットの回数、セカンドボールを拾える回数が増えた。
  ⇒ショートカウンターの機会が増えた。

2.豊田のポジションがよりゴールに近い場所(中央)にいることが増えた。
  ⇒ストライカーとして、ゴール前に据え置く機会を増やしたのでは。
  ⇒外に開いたり、引いて来たり、サイドやポストなどの攻撃の拠点としての役割が減った。
  
3.フィジカルコンディションがよかった
  ⇒ひとまずは、キャンプでの調整成功。

・ サイドの守備(全体の絞り方)とボランチの位置関係を確認したかったのですが、これは、現地観戦の機会に把握したいと思ってます。パッと見て、ボランチは、基本は、谷口、藤田が中央に並んでパスコースを限定させ、相手の2列目、3列目の上がりをケアする形であったかと思います。終始マンマークで見ないといけないような選手が新潟にいなかったので、そこは試合ごとに対応方法を変えそうですね。

・ 豊田は、引いて受けたり、サイドに開いてボールを引き出すような動きが減ったように見えました。攻撃をつくる役割よりもゴールに直結する役割を増やしたという所でしょうか。なるべく中央付近に配置しておき、奪ってからシュートへの時間(手数)を減らそうという意図が感じられました。ボールを送る位置がはっきりするので、セカンドボールを狙う選手も動きがわかりやすくなったのかもしれません。

・ 全体的に、ボールを奪おうとするポイントが高かったです。前線、中盤のみならず、ディフェンスラインも奪えると思ったら、積極的に前に出てパスカットを試みてました。失点は、菊池が一度はボールのつっかけに成功するものの、ルーズボールが相手に渡ってしまって、菊池があがったスペースをそのまま新潟が使える状態になってしまいました。これは、新潟が空いたスペースを逃さずによく決めたと思います。アクシデンタル失点ということで、あきらめましょう。

・ ペクソンドン、チェソングン、非常にそつのないプレイで、チームへの貢献度は高かったと思います。前に行くタイミングを見計らって、リスクを生み出さないように考えながらプレイしていたかなと感じました。負けているときに、全体が攻撃モードになったときにどんなプレイができるか見てみたいです。

・この試合のような戦い方を続けることができるならば、得点は増えると思います。しかしながら、今回の失点のように、あっけなく取られる場面も増えるのかなとは思います。いずれにしても、アグレッシブで見ていて楽しいサッカーになるのは間違いないかなと思いました。相対的に、勝ち点が増える方向に進むかどうかはわかりませんが、(笑)

・次節のG大阪は、タレントがそろっています。個の力に長けた選手が多いので、新潟戦のように前からプレッシャーをかけてボールを奪いに行くのか、ラインを少し下げて守備に人数をかけて守るのか、戦い方が楽しみです。

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Posted by オオタニ at 10:44 │Match Impression (2015)