サガン鳥栖の観戦記。戦術を分析して分かりやすく説明できるように心がけています。

2012年07月08日

浦和レッズ VS サガン鳥栖

後半ロスタイムの、藤田のフリーキックからキーパーがパンチングしたこぼれだまを直接左足でシュートを放った丹羽のプレイ。

筆者的には、あのような可能性を感じさせない無駄なプレイが一番大嫌いです。

利き足ならまだしも、利き足でもない左足で、まったく可能性を感じさせないお粗末なプレー。

練習でも入ったことのないような絶対的に可能性の低いプレーを選択したお粗末な判断力。

ましてや、枠にも入らずに、ただ単におもいっきりストレス解消かのごとく蹴っただけのダメシュート。

丹羽に問いたい。練習で左足のあのボレーが何本中何本決まっていたのかと?そもそも、そういう練習をしていたのかと?

時間がたっぷりあるときならばともかく、ある程度リスクをかけてゴール前に選手を集めているにも関わらず、そのようなチームの想いを全て無に帰すようなしょうもないプレー。

あんなシュート、世界のどんなテクニシャンでも決めきれないですよ。

丹羽よ、お前はどんだけテクニックのあるプレーヤーなのかと?

長い歴史のJリーグにおいても、あんなシュートを決めたのは広島時代の松田(現栃木監督)さんくらいですよ。

3-4というスコアで、いろいろと反省すべきところもあるでしょうし、天候、ピッチの状態でというところもあるでしょうけど、あの時間のない大事な場面で、あの少しでも時間が惜しくボールを大事にしなければならない場面で、くだらないプレーを選択したこと。

筆者的には大嫌いです。

まあ、試合全体としては、いろいろと反省すべき失点も多かったですが、3点取り返しましたし、よく頑張ったと思います。

でも、あの丹羽のシュートは、そういった、93分間みんなでなんとか盛り返してきたすべてを台無しにするプレーだったと思います。最後の1分は反撃の気力もなく、選手たちがしらけていたようにも思えました。

言いすぎかもしれませんが、ホントに大嫌いです。

いつぞやの、時間が少ない時間帯で、絶対入らないような背後からのボールの左足のジャンピングボレーシュートを放った衛藤を思い出しました。

サッカーも確率のスポーツなんです。いかに確率の高いプレーを選択するかというところでゴールへの過程を築きあげていくべきなんです。選択してもよいプレーは、せめて成功確率50%のプレーですよ。まあ、シュートだから、百歩譲ったとしても選択してよいのは、成功確率10%。

丹羽のあのシュートは、いくらキーパーがちょっと前にでていたとしても、ゴール前にわんさか人がいて、あんなに距離が離れていて、しかも、スリッピーなピッチをボールがすべり迫ってくる中、利き足ではない左足でボレーで放たなければならないなんて、確率1パーセントすら満たしませんよ。

あの、最後の押せ押せの場面で、どんだけ無に帰したプレーだったのか。

もちろん、シュートを放たなければ点は入らないですが、シュートを放っていい場面、シュートを放っていい距離、シュートを放っていい時間帯、シュートのTPOを考えたプレーをしないとダメですよ。

なんか、もう、これ以上は文句しか出てこないのでもう今回のエントリーはここでやめます(笑)


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Posted by オオタニ at 01:03 │Match Impression (2012)