サガン鳥栖の観戦記。戦術を分析して分かりやすく説明できるように心がけています。

2009年04月19日

福岡 VS 愛媛 (レベスタ)

2009-07 アビスパ福岡 1 - 0 愛媛FC

仕事帰りにちょっくら博多の森まで行ってきました。感想を簡単に。

両チーム共に、相手ゴールキーパーがはじくようなシュートを何回も打っていましたが、そこにつめることができる高橋という選手を擁していた福岡が1点を取り、愛媛は大木も田中もつめることができなかったことがすべてでした。

ただ、試合はこのような形で終わってしまったけど、愛媛FCは第3クールは絶対的に怖い存在になるでしょう。何よりもボールをつなぐという意識。サガン鳥栖はキックの精度がないディフェンダーが蹴ってしまうことによってすべての攻撃が終了してしまいますが、愛媛はロングボールはほとんどなく、粘りながらもボールをつなげていました。選手全体の意識の高さが非常に全面に現れていました。

残念なのは、繋いで繋いでそして最後のフォワードからのラストパスが繋がらなかったこと。いい形でバイタルエリアにいるフォワードにボールが入って、それを受ける選手も裏に走りこんでいたのですが、最後がどうしても繋がらなかった。それは、福岡の柳楽と田中の体の寄せもあって思うようにさせなかった事も一因だったのですが、走りこんでくる味方のスピードパスの方向、そしてパスのスピードのタイミングがちょっとだけずれていただけで、ホントに紙一重だったように思えます。

そういう愛媛みたいなチームの共通意識が統一化されているチームは、味方全員が理解し始めたときには、恐ろしく質の高いサッカーをするでしょう。愛媛というチームの将来が非常に楽しみになりました。江後、赤井、大山、田中とスピードのある選手が多いだけに怖い存在になりそうですね。

福岡は勝ったものの、シュートの大部分がちょっと遠い位置の場面からでした。もっともっと深くまで崩していくシーンを作れるかなと思いましたが、思いのほか全体の上がりが遅かったです。ただ、前半早い時間に先制したので無理することはなかったからというのもありますかね。

福岡はウェリントン、鈴木とダブルボランチがほぼ固まりました。これは非常に大きいですね。チームの中枢が固まることによって、周りの選手たちの動きもそれに連動しはじめます。監督の戦術も大事ですが、やはりチームの選手を固定して戦いを続けるということは一番の連係アップにつながりますよね。


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Posted by オオタニ at 08:07 │Account