サガン鳥栖の観戦記。戦術を分析して分かりやすく説明できるように心がけています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新の無いブログに表示されています。
新しい記事を書くことで広告が消せます。
  

Posted by さがファンブログ事務局 at

2016年09月29日

サガン鳥栖の今シーズンのトラッキングデータ

今シーズンのサガン鳥栖におけるセカンドステージ13節(大宮戦)までのトラッキングデータを一覧化しました。試合の中での走行距離の上位3名までを表にしております。また、チームの走行距離と得点・失点の散布図と決定係数をExcelで表示してみました。







以下、分析とまでには至らないので、感想・推察程度な感じで読んでみてください。

開幕してからの序盤は、走行距離のトップ3に、鎌田、キムミヌ、チェソングンの名前が目立ちますが、その他のメンバーは日替わりのようにいろいろなプレイヤーが名を連ねております。まだスタメンも固定されず、また、試合の中での役割も明確に定まっておらず、本来走るべき選手が走らなかったり、走らなくてもよい選手が走ったりして「無駄な疲労」や「ポジションミス」などが発生していた時期と考えられます。

ファーストステージも中盤以降になってくると、走行距離のトップに登場してくる選手が、段々と固定化されていきます。マッシモさんの選手交代が少ないというのもありますが、選手の役割分担が明確になってきており、現在我々が目の当たりにしている、中盤の選手の走力によってゲームをコントロールする試合に段々と近づいてきている状態ではないかと推察されます。

そして、この頃から現在に至るまで、継続して義希が走行距離のトップに君臨しております。義希のカバーリング能力が段々と力を発揮して来た頃です。いつも、このBlogでは、4-3-1-2の“1”のポジションに入る鎌田を代表して鎌田システムと言っていますが、実は鳥栖の組織は義希システムなのかもしれません。

セカンドステージに入ってからは、走行距離上位に早坂、福田の名前が登場し、上位が、義希、早坂、福田、キムミヌで固定されてきます。(特にキムミヌはシーズンを通して上位に名を連ねています。)サガン鳥栖の得点能力が向上したのもこの頃からであり、(1試合当たりの平均得点:1stStage 0.59 ⇒ 2ndStage 1.38)彼らの台頭により前線からボールを奪える組織が構築でき、また、中盤が汗かき役として攻守に貢献することによって、フォワードやディフェンスの選手が、余分なランニングをすることなく一番肝心な場面で力を発揮できるようになったのかもしれません。

キムミンヒョクが走行距離の上位に名を連ねた時は、必ず失点しております。また、4試合中3試合が負けゲームです。(勝った1試合も大逆転したFC東京戦)キムミンヒョク(センターバック)が走らざるを得ない状況というのは、チームにとってうまくいっていない状況なのかもしれません。

サガン鳥栖は、湘南相手以外の全試合で、相手よりも走行距離が上回っています。サガン鳥栖がハードワークのチームということが、数字で証明されています。

散布図から見ると、走行距離と得点数、走行距離と失点数には相関はほとんどありません。前述の湘南が鳥栖よりも走るチームですが、今シーズン成績でもわかるように、良く走るから勝てるというわけでもなさそうです。必要な時に必要なランニング(スプリント)を効率よく遂行できる方が大事だと考えられます。
  

Posted by オオタニ at 17:51SAgAN Diary