サガン鳥栖の観戦記。戦術を分析して分かりやすく説明できるように心がけています。

2008年04月22日

フォワードの仕事とは

元名古屋グランパスでいま海外で活躍している福田が語ったとされている記事

筆者もこの記事に書いているように、フォワードの仕事は得点を取る事が一番大事だとは当然思う。釜本のように、ファンバステンのように、バティストゥータのように、クリンスマンのように、シアラーのように、それらのストライカーのように実際に点がとれるのであれば、守備をさぼっても、スペースを作るような動きをしなくても誰も何も文句を言わない。

でも、一人で得点を取る事ができないから、一人で試合を決めるようなプレーができないから、献身的なプレーを求めるし、また、そのプレーによってチームが得点を取る事ができる事によって始めてそのフォワードのプレーが評価されるのだと思う。

正直、キムシンヨンは昨年に比べるといささかいひとりよがりなプレーが多いと思うけど、それによって得点がとれているのならば誰も何も文句を言わない。それどころか、キムに預ける事によって得点が生まれるのでキムへのパス自体が戦術になりそうな気がする。

問題はキムがそんなひとりよがりなプレイで点を取れないから、クロスを上げろ、パスを出せ、スペースを作れと献身的なプレーをついつい要求してしまうし、日本代表に置きなおしても人の名前が変わるだけでまったく同じ事が言えると思う。

実際、Jリーグや日本人のレベルでは、「俺が決める」みたいにギラギラしたFWばかりだと、点がとれなくて試合に勝てない。FWが実力不足であまりにもチームとして成り立たないから献身的なプレーを求めるのだと思う。フォワードの選手が好き好んで献身的なプレーをやっているのではなく、実力が足りないからチームオーダーでそのようになってしまうのだ。

組織的なプレーっていうのは個人能力を補うためにあるのであって、ストライカーを育てるという事とは別次元だと思うんだけどなー。個人の力だけで勝てるのであれば、献身的なプレーだなんて正直いらない。


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Posted by オオタニ at 19:54 │Column