2018年06月14日
過去データを基にしたサガン鳥栖残留に向けたシミュレーション
J1リーグもワールドカップのブレイクに入り、豊田の復帰やトーレスの獲得、そしてイタリア合宿などの話題はあるものの、目に見えてサガン鳥栖を感じる機会も少なく、寂しい日々を送っている鳥栖サポーターも多いのではないでしょうか。
さて、現在、サガン鳥栖は降格圏の17位という順位でワールドカップブレイクを迎え、大変厳しい状況となっております。チームとサポーターとの質問会でも声が上がったように、ひとまず現在の状況を見据え、トップリーグへの残留というのを目下の目標にしたい所です。
では、サガン鳥栖は、ブレイク明けの試合をどのように戦い、どのように乗り越えていけば残留という目標に達するのでしょうか。来るべき後半戦に備え、当面の目標を明確にするべく、サガン鳥栖が残留するためにはどの程度のペースで勝ち点を獲ったらよいのか、どのような勝敗でシーズンを進めたらよいのか、過去のデータを基に皮算用シミュレーションすることとします。
シミュレーションする前に、ここでひとつの指標を定義して用いたいと思います。残留するための勝ち点は、シーズンによって異なりますが、その勝ち点は、シーズンでのリーグ総勝ち点に関連するのではないかと思って目を付けました。リーグの総勝ち点は勝敗がつくと場に勝ち点3が計上され、引き分けだと場に勝ち点2が計上されます。勝敗がつく試合が多いと場に勝ち点が流れるので比較的高いラインになり、引き分けが多いと場に流れる勝ち点が少ないため、比較的低い勝ち点でも残留できるのではないかと。単純な例で行くと、ワールドカップの予選リーグで、2勝1敗の勝ち点6でも得失点差で勝ちあがれないチームもあれば、3分けの勝ち点3でも勝ち上がれるチームがあるというケースです。
そこで、全体の総勝ち点に対する残留チームの勝ち点の取得率を「残留指数」として定義します。場に計上された総勝ち点に対する割合である程度の残留ラインを想定できないかという指標です。
ちなみに、この指標に根拠は何もありません(笑)
ひとつの参考としてお楽しみください。では、集計結果を下の図に掲載します。
■ 表1
表1は、過去10年間のJ1リーグの勝ち点の一覧です。
勝ち点の合計に対して、残留したチームが獲った勝ち点の割合を残留指数として表記しております。
今シーズンは15節まで終えております。このままの勝敗(勝点3の放流、勝ち点2の放流)の割合で行くと、今シーズンのリーグ総勝ち点想定は841です。この総勝ち点841に対して、どの程度勝ち点を獲ったら残留できる可能性が高くなるかというのを、残留指数を使って割り出します。
残留指数を用いるに当たって、統計的に指標を示したのが表2です。過去最高の残留指数で換算すると勝ち点39、平均や中央値を用いて換算すると勝ち点36を取れば残留できそうな勝ち点となります。36をノルマライン、39を安心ラインとしましょう。
■ 表2
そのノルマライン、安心ラインの勝ち点を獲るために、どのような勝敗で進めばよいかというのを皮算用シミュレーションしたのが、表3です。今年度の順位や相性などを用いて勝ち負け分けを仮でつけています。あくまで、このペースの勝敗でという所を把握するためにつけているので、勝てる、勝てないとかいう判断ではないのでご了承を。(残留争い的に「勝たなければならない」はありますけどね)
■ 表3
さて、上位相手であっても何とか頑張って引き分けのポイントを稼いで行けば、後半戦負け越しでもなんとかノルマラインに達しますね。安心ラインのためには1つの勝ち越しだけで達成できます。ワールドカップブレイク前の浦和、FC東京相手に引き分けた勝ち点2は大きく貢献していることが分かります。この勝ち点が無かったら、どれか引き分けを勝ちにするか、負け2つを引き分けまで持ち上げなければなりません。いまのチーム状況を考えるとなかなか厳しいですよね。
ひとつひとつの試合の勝ち点、そして得失点は最後に大きな影響を生むことになります。最終節で「5点差以上で勝利したら残留」なんていう厳しい状況が訪れないためにも、3点差で負けているような「負けゲーム」であっても絶対に4点目、5点目を取られないことが非常に重要になるのです。我々は、選手たちの技量を押し上げることはできないかもしれませんが、選手たちが試合を捨てずに最後まで頑張ろうという気力を湧き起こすための声援を送ることは可能です。連敗中でも試合後に選手たちを鼓舞するエールを送ったサガン鳥栖サポーターならばそれができると思います。
勝点1、得失点差1に泣かないためにも、全ての試合を、たとえどんな状況でも、選手たちが最後の1歩まで走りきる雰囲気をみんなで作っていきましょうね。
ということで、皮算用を終わります(笑)
今日からワールドカップです。高いレベルの選手たちが作り上げる好ゲームを楽しみましょうね。
さて、現在、サガン鳥栖は降格圏の17位という順位でワールドカップブレイクを迎え、大変厳しい状況となっております。チームとサポーターとの質問会でも声が上がったように、ひとまず現在の状況を見据え、トップリーグへの残留というのを目下の目標にしたい所です。
では、サガン鳥栖は、ブレイク明けの試合をどのように戦い、どのように乗り越えていけば残留という目標に達するのでしょうか。来るべき後半戦に備え、当面の目標を明確にするべく、サガン鳥栖が残留するためにはどの程度のペースで勝ち点を獲ったらよいのか、どのような勝敗でシーズンを進めたらよいのか、過去のデータを基に
シミュレーションする前に、ここでひとつの指標を定義して用いたいと思います。残留するための勝ち点は、シーズンによって異なりますが、その勝ち点は、シーズンでのリーグ総勝ち点に関連するのではないかと思って目を付けました。リーグの総勝ち点は勝敗がつくと場に勝ち点3が計上され、引き分けだと場に勝ち点2が計上されます。勝敗がつく試合が多いと場に勝ち点が流れるので比較的高いラインになり、引き分けが多いと場に流れる勝ち点が少ないため、比較的低い勝ち点でも残留できるのではないかと。単純な例で行くと、ワールドカップの予選リーグで、2勝1敗の勝ち点6でも得失点差で勝ちあがれないチームもあれば、3分けの勝ち点3でも勝ち上がれるチームがあるというケースです。
そこで、全体の総勝ち点に対する残留チームの勝ち点の取得率を「残留指数」として定義します。場に計上された総勝ち点に対する割合である程度の残留ラインを想定できないかという指標です。
ちなみに、この指標に根拠は何もありません(笑)
ひとつの参考としてお楽しみください。では、集計結果を下の図に掲載します。
■ 表1
表1は、過去10年間のJ1リーグの勝ち点の一覧です。
勝ち点の合計に対して、残留したチームが獲った勝ち点の割合を残留指数として表記しております。
今シーズンは15節まで終えております。このままの勝敗(勝点3の放流、勝ち点2の放流)の割合で行くと、今シーズンのリーグ総勝ち点想定は841です。この総勝ち点841に対して、どの程度勝ち点を獲ったら残留できる可能性が高くなるかというのを、残留指数を使って割り出します。
残留指数を用いるに当たって、統計的に指標を示したのが表2です。過去最高の残留指数で換算すると勝ち点39、平均や中央値を用いて換算すると勝ち点36を取れば残留できそうな勝ち点となります。36をノルマライン、39を安心ラインとしましょう。
■ 表2
そのノルマライン、安心ラインの勝ち点を獲るために、どのような勝敗で進めばよいかというのを
■ 表3
さて、上位相手であっても何とか頑張って引き分けのポイントを稼いで行けば、後半戦負け越しでもなんとかノルマラインに達しますね。安心ラインのためには1つの勝ち越しだけで達成できます。ワールドカップブレイク前の浦和、FC東京相手に引き分けた勝ち点2は大きく貢献していることが分かります。この勝ち点が無かったら、どれか引き分けを勝ちにするか、負け2つを引き分けまで持ち上げなければなりません。いまのチーム状況を考えるとなかなか厳しいですよね。
ひとつひとつの試合の勝ち点、そして得失点は最後に大きな影響を生むことになります。最終節で「5点差以上で勝利したら残留」なんていう厳しい状況が訪れないためにも、3点差で負けているような「負けゲーム」であっても絶対に4点目、5点目を取られないことが非常に重要になるのです。我々は、選手たちの技量を押し上げることはできないかもしれませんが、選手たちが試合を捨てずに最後まで頑張ろうという気力を湧き起こすための声援を送ることは可能です。連敗中でも試合後に選手たちを鼓舞するエールを送ったサガン鳥栖サポーターならばそれができると思います。
勝点1、得失点差1に泣かないためにも、全ての試合を、たとえどんな状況でも、選手たちが最後の1歩まで走りきる雰囲気をみんなで作っていきましょうね。
ということで、皮算用を終わります(笑)
今日からワールドカップです。高いレベルの選手たちが作り上げる好ゲームを楽しみましょうね。
2020年度シーズンのサガン鳥栖レビューについて
トレーニングマッチ サガン鳥栖 VS アビスパ福岡
前年度在籍していたサガン戦士が翌年度不在となってしまう割合
サガン鳥栖の勝敗と担当主審との関係(2014 to 2018)
マッシモ解任報道について(マッシモ解任のタイミング)
ベルギー代表をサガン鳥栖の選手で置き換えてみました。
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Posted by オオタニ at 12:49
│SAgAN Diary