サガン鳥栖の観戦記。戦術を分析して分かりやすく説明できるように心がけています。

2008年11月22日

よく頑張った

徳失点差から考えても、今年のサガン鳥栖の3位以内は消えたといっても過言ではないだろう。

我々サガン鳥栖が断然格上である大分や神戸に勝つという事は、徳島が鳥栖に勝つという事も大いにありえること。

鳥栖は負けたくて負けたわけではない。

ましてや、メンタルの問題で負けたわけではない。

サッカーとして、技術的に試合に対して負けたということ。

ここまでの監督、選手たちの戦いっぷりを見て、大事な試合を落とした事をメンタルのせいにするのは甚だ筋違いではないのか。

メンタルが試合に大きな影響を及ぼす事は間違いないのだが、メンタルだけで試合に勝てるならば苦労しない。

すべては1年間の総合力。今の勝ち点は1年間の戦いの積み重ねにおいて成り立つ。

今日が大事な試合だから、今日だけ勝てといってもなかなかそうできるものではない。

選手たちは最後まで奮闘したのだろう、ただ、そのシュートが入らなかったのはまだまだ技術不足だったという現れ。

来年、同じ苦しさ、悔しさを味わいたくないのならば練習しかないのだ。

そして、1試合、1試合をこの徳島戦と同じような気持ちで戦える事ができるか、それが鳥栖のステップアップへの道なのだ。

勝ち点1の大事さ、徳失点差1の大事さを知るには身近に大分という模範とするべきチームがあるではないか。

大分の苦労に比べれば鳥栖はまだスタートラインなのかもしれない。

そのスタートラインに立つためにも、残り2試合を絶対に勝って、最小勝ち点差や徳失点差での結果までもっていくことが大事ではないか。

今日の負けが、来年の歓喜のための1敗であることを切に願う。



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Posted by オオタニ at 16:54 │SAgAN Diary
この記事へのコメント
この時期に絶対負けられない試合を出来る喜び、そして勝たなければいけない試合に負けた悔しさ、全てが未来の糧になると信じまたエールを送り続けたいと思います。
Posted by マスタ~ at 2008年11月22日 19:14
未だ立ち直ったとはいいがたいのですが、今年一年の選手達の頑張り
には最終戦の仙台戦の応援で答えたいと思います。

今年は初めてオオタニ様のブログにコメントさせていただき、カッカー観など
素人の自分にもなるほどと思うような処がありましたし、選手個々の分析など
参考にして観戦したいほどでした。

まだまだ今年は天皇杯まで応援できる喜びも含めて選手一人一人が
かなり成長できたシーズンではなかったでしょうか?

自分もこの徳島での終戦が来年の夢へのきっかけになることを祈ります。
Posted by kazutaka at 2008年11月25日 11:01
マスタ~さん
逆に、今年の事を来年以降の糧にすることができないようでは永遠に昇格はできないでしょうね。

ただ、年々、絶対負けられない試合を行う時期が後の方にずれこんでいるような気がします。来年こそは重要な試合をできる喜びだけでなく、その試合に勝つという喜びも味わいたいですね!

kazutakaさん
毎々コメントありがとうございます。
反応が見える事によってBlogを続ける楽しさというのが何倍も湧いてきます。

私のサッカー観としては、一種冷めたところがありまして、御存じのとおり、趣味の一環という形で一歩離れて単純に「応援する」「楽しませてもらう」という形で鳥栖スタジアムに行っております。逆にそういったところが選手たちを暖かく見れるところかもしれません。

たくさんのお金を費やして、生活までもサガン鳥栖に捧げている方たちにとっては、腹立たしいところも多々あるとは思いますが、それもその方の生き方ですから否定はしません。

いろんな人たちがサガン鳥栖を支えていると思います。監督、選手たちも是非とも来年はその期待を脊に頑張ってほしいですね。我々は声援を送るのみですから。

そうそう!天皇杯が残っていますよね!
サガン鳥栖の単年黒字のためにもぜひとも優勝してもらわなければなりません(笑)
Posted by オオタニオオタニ at 2008年11月25日 19:07